忍者ブログ
ミュージアムにおける学びとリテラシーについて
Profile
名前:
HIRANO Tomoki
職業:
大学院生
Search
[49]  [48]  [46]  [45]  [43]  [42]  [41]  [40]  [39]  [38]  [37
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

井上征矢 穂積穀重 玉川信一ほか
『感性工学研究論文集』5(2) pp.17~24 2005年

美術作品の鑑賞構造を探るため、筑波大学大学院修士課程芸術研究科終了作品展を利用して、来館者を対象にアンケートを実施し分析を行った来館者研究。専門的な美術教育経験者/未経験者という区分で分析がなされた。
その結果、「美しさ」がもっとも「好感度」に影響しやすく、美術教育経験者では「面白さ」、未経験者では「テーマの伝わり易さ」「技術的な難しさ」も「好感度」に影響することがわかった。また、作品の注目箇所としては経験者はディテールを見ており、未経験者は顔など分かりやすいところを見ていた。ほかにも、アンケートの自由記述欄の充実度なども違った。
美術教育経験はたしかに鑑賞を規定するひとつの要素だと思うが、美術館来館者の中にこのような経験を持っている人は多くない。鑑賞構造がこれだけに規定されるわけではないはずで、それ以外の部分をうまく取り出せると良いのだが。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]