ミュージアムにおける学びとリテラシーについて
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HIRANO Tomoki
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大学院生
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奥村高明
『美術教育学:大学美術教科教育研究会報告』(26) pp.151-163 2005年
状況的学習論を手がかりに、宮崎県立美術館において子どもの鑑賞行動をビデオに録画し、それを観察した来館者研究。「よどみ」や「しかけ」がキーワードになっている。「よどみ」とは、作品の前に子どもたちの人だかりができる様子で、そこで対話が生まれる。「しかけ」とは作品の鑑賞のためのツールだが、子どもたちは必ずしもそれだけを見ていない。監視員、学芸員、ほかの来館者、「しかけ」、そして作品が等価なものとして相互作用して、鑑賞が生まれる。
鑑賞という行為がさまざまな状況に依存して起こるということが示されている。つまり、美術館で起こっているのは、来館者と作品との二項対立のようなものではないのである。来館者の周りにあるものすべてが、鑑賞資源であるといえる。
この研究は雑誌記事として
宮崎県立美術館/ユニークな鑑賞研究-作品も観客も仕掛けも、すべてが等しい教育資源
『ミュージアム・マガジン・ドーム』79 pp.30~33 2005年
にも紹介されている。
『美術教育学:大学美術教科教育研究会報告』(26) pp.151-163 2005年
状況的学習論を手がかりに、宮崎県立美術館において子どもの鑑賞行動をビデオに録画し、それを観察した来館者研究。「よどみ」や「しかけ」がキーワードになっている。「よどみ」とは、作品の前に子どもたちの人だかりができる様子で、そこで対話が生まれる。「しかけ」とは作品の鑑賞のためのツールだが、子どもたちは必ずしもそれだけを見ていない。監視員、学芸員、ほかの来館者、「しかけ」、そして作品が等価なものとして相互作用して、鑑賞が生まれる。
鑑賞という行為がさまざまな状況に依存して起こるということが示されている。つまり、美術館で起こっているのは、来館者と作品との二項対立のようなものではないのである。来館者の周りにあるものすべてが、鑑賞資源であるといえる。
この研究は雑誌記事として
宮崎県立美術館/ユニークな鑑賞研究-作品も観客も仕掛けも、すべてが等しい教育資源
『ミュージアム・マガジン・ドーム』79 pp.30~33 2005年
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