ミュージアムにおける学びとリテラシーについて
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HIRANO Tomoki
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大学院生
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Harriet R. Tenenbaum, Gabrielle Rappolt-Schlichtmann, Virginia Vogel Zanger
Early Childhood Research Quarterly, v19 n1 pp.40-58 2004年
ミュージアムと幼児教育の連携による科学学習の促進についてのプロジェクトについて、実践と評価を行った研究。アメリカの低所得層の子どもたちにボストン・チルドレンズ・ミュージアムで浮力に関する展示を見てもらい、事前事後に教室での学習をし、テストを行ったところ、統制群(国語、社会の展示を見る)よりも複雑な科学的概念の理解がなされていた。ただし、どれが浮いてどれが沈むかについての判断の質は向上してはいなかった。これは社会文化的/構成主義的コンテクストから理解されねばならない。
低所得層の子どもたちに対する教育的配慮、複雑な概念の理解の促進という点は、セサミストリートにつながるヘッドスタート計画、それをめぐる当時のさまざまな教育実践を想起させる。アメリカのチルドレンズ・ミュージアムにも、たしかに「格差改善」というミッションがあるわけで、似ているところがあるのは当然かもしれない。
Early Childhood Research Quarterly, v19 n1 pp.40-58 2004年
ミュージアムと幼児教育の連携による科学学習の促進についてのプロジェクトについて、実践と評価を行った研究。アメリカの低所得層の子どもたちにボストン・チルドレンズ・ミュージアムで浮力に関する展示を見てもらい、事前事後に教室での学習をし、テストを行ったところ、統制群(国語、社会の展示を見る)よりも複雑な科学的概念の理解がなされていた。ただし、どれが浮いてどれが沈むかについての判断の質は向上してはいなかった。これは社会文化的/構成主義的コンテクストから理解されねばならない。
低所得層の子どもたちに対する教育的配慮、複雑な概念の理解の促進という点は、セサミストリートにつながるヘッドスタート計画、それをめぐる当時のさまざまな教育実践を想起させる。アメリカのチルドレンズ・ミュージアムにも、たしかに「格差改善」というミッションがあるわけで、似ているところがあるのは当然かもしれない。
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