ミュージアムにおける学びとリテラシーについて
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HIRANO Tomoki
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大学院生
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小川義和 下條隆嗣
『科学教育研究』28(3) pp.158-165 2004年
博物館の実物資料、専門指導者としての学芸員という2種類の学習資源が科学博物館における学習を規定するとして、小学6年生103名を対象にした化石に関する発展的学習の事後アンケートをとり、統計的な分析を行った。その結果、「実物が見られて良かった」と「今回の学習内容はおもしろかった」の項目が強い相関関係にあり、「科学博物館は楽しい」という意識につながることが分かった。最後には『博物館体験』の「ふれあい体験モデル」の重要性が指摘されている。
専門指導者としての学芸員、という部分はうまく結果が出ていないが、実物資料という部分はきれいに結果が出ている。博物館におけるモノによる学習という点はよく言われることだが、それを統計的に実証したことの意味は大きいだろう。たしかにモノによる学習は一定の効果をもたらすということができる。
『科学教育研究』28(3) pp.158-165 2004年
博物館の実物資料、専門指導者としての学芸員という2種類の学習資源が科学博物館における学習を規定するとして、小学6年生103名を対象にした化石に関する発展的学習の事後アンケートをとり、統計的な分析を行った。その結果、「実物が見られて良かった」と「今回の学習内容はおもしろかった」の項目が強い相関関係にあり、「科学博物館は楽しい」という意識につながることが分かった。最後には『博物館体験』の「ふれあい体験モデル」の重要性が指摘されている。
専門指導者としての学芸員、という部分はうまく結果が出ていないが、実物資料という部分はきれいに結果が出ている。博物館におけるモノによる学習という点はよく言われることだが、それを統計的に実証したことの意味は大きいだろう。たしかにモノによる学習は一定の効果をもたらすということができる。
科学博物館における学習活動は、このように博物館教育の特徴である実物による教育、博物館職員の専門性を踏まえ、学習者の自主的な活動に対応して展開されるものである。すんわち、科学系博物館において、学習者は博物館職員と交流を深めながら博物館の資料について探求していくことになる。pp.161
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