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ミュージアムにおける学びとリテラシーについて
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名前:
HIRANO Tomoki
職業:
大学院生
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松本栄寿
『電気学会誌』122(7) 2002年

科学技術博物館の歴史をひも解きながら、その背景、ストーリー、展示思想の変遷を見ていく。科学技術博物館は、貴重なコレクションが並ぶ「キャビネット」、技術の進歩を示す「科学技術史」、参加体験型の「サイエンスセンター」の3種に大別され、とくに科学技術史は発達史を展示する「インターナリストヒストリー」と、技術と社会とのかかわりを示す「エクスターナリストヒストリー」に分けられる。
オックスフォード科学史博物館やスミソニアンなど具体的な博物館を紹介しながら、科学技術博物館を系統立てて整理することに成功している。展示思想の移り変わりは、科学技術博物館に求められるものの変化を示しているといえるだろうか。

インターナリストヒストリーからエクスターナリストヒストリーへとひも解くと、研究対象が「モノから人へ社会へ」と移り広がる。展示内容も多様化し変わっている。「研究に基づく博物館展示をよく見て頂きたい」、そこから技術の根源も、技術の動機も、技術者の生きた道も、技術への反省も、技術倫理も学び取ることができる。pp.436
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