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ミュージアムにおける学びとリテラシーについて
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名前:
HIRANO Tomoki
職業:
大学院生
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久留島浩
『地理歴史教育』608 pp.28-35 2000年

国立歴史民俗博物館の歴史展示の特色と、歴史学習との関連性を考える。歴博の展示は通史展示ではなくテーマ展示を行い、学校教育とは距離を置くことが暗黙の前提とされているという。歴博は「正当な」歴史解釈を意識的に避けているのである。ただし、歴博の展示は、現状のままでは子どもの歴史学習には使いにくいという。
博物館は「もの」を見せる場であるという意識がそこにはある。博物館の学習は、「もの」から展開しなければならない。そこから、学習者それぞれが、歴史認識、「歴史を観る力」といったものを紡ぎ出すべきなのである。歴史系博物館が歴史教育において果たすべき役割は、一般的な他の博物館においても適用できるだろうか。

近年、歴史的事実や真実は相対的なものであり、歴史叙述は「物語」にすぎないのだという考え方が広がりつつあるが、「事実」に近づく資料批判の方法や認識方法を習得することが「歴史を観る力」の習得とあわせて歴史学習の獲得目標であるということだけは譲れない。pp.34
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