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ミュージアムにおける学びとリテラシーについて
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名前:
HIRANO Tomoki
職業:
大学院生
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Melton, A. W.
Human Factors 14, pp.393-403 1972年

ミュージアムにおける来館者の行動に関する1935年の論文(美術館)と1936年の論文(科学館)の再録。前者では作品そのものよりも作品の展示のされ方が来館者の行動を規定していると述べ、後者では体験型の展示やプラカードの位置が来館者の行動に影響していることなどが述べられる。ここでの来館者の行動は滞留時間で計られる。
ギルマンによる1916年の記念碑的な論文「博物館疲労」以来、来館者研究は数多く行われてきたが、それから20年が経っても行動を滞留時間で記述するという行動主義的な手法は変わっていない。来館者の学習や認知の問題に焦点が当てられるようになるのは、もっとずっと先になる。来館者研究のパラダイムの転換があったのはここ10数年のことであると思われる。
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