ミュージアムにおける学びとリテラシーについて
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HIRANO Tomoki
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波多野弘之
岡部あおみ編『ミュゼオロジー実践篇-ミュージアムの世界へ』pp. 147-170
武蔵野美術大学出版局 2003年
博物館を情報という文脈から読み解く「博物館情報論」は現在博物館学の必修科目となっている。この小論は、ミュージアム(美術館)を単なる鑑賞の場から、必要に応じて作家や作品の情報を得ることができるツールのある場として位置づけ、ミュージアムが図書館情報学的な役割もはたすべきであるとしている。
また彼は「ミュージアム・リテラシー」という言葉を用いて(彼はここで佐藤(2003)を踏まえてはいない)「美術館を含むミュージアムという装置をよく理解し、その可能性を引き出す力」の確立を説いている。ここでミュージアムは情報の集積地であり、リテラシーを身につけた来館者はミュージアムから受身的に情報を与えられるだけでなく、自ら主体的にさまざまな情報を得ることができるのである。
ここで語られているリテラシーは、図書館情報学の世界から発しているインフォメーション・リテラシーに近い。膨大な情報の中から自らに必要な情報を引き出すことができるのが、賢い来館者なのだ。
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