ミュージアムにおける学びとリテラシーについて
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HIRANO Tomoki
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大学院生
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湯浅万紀子 尾坂知枝子
『名古屋市科学館紀要』30号 pp.6-17 2004年
2002年に名古屋市科学館40周年記念事業として行われた、「なつかしの科学館思い出募集」に寄せられた1000字程度の文章(39通)と、2001年/2003年の科学技術館サイエンス友の会でのアンケート及びインタビュー調査(76件/81件・123件)、2003年に奈良学園中学校・高等学校での実験演示体験の影響力のグループ・インタビュー調査(29名)を比較しながら、博物館体験の長期的な影響力を考えている。
結果、来館者の体験という意味づけが強い名古屋市科学館の事例では家族や友人との思い出として体験が記憶されており、それに対して、継続的に館の活動に関わっている人の体験を捉えた科学技術館の事例では、スタッフとの関わりについて言及した回答が多かった。子どもたち対象の実験演示を行った奈良学園の事例では、コミュニケーションという核を持った体験が語られた。
それぞれの調査は重きを置くところも違えば、調査の手法も違うので、単純に比較できるものではない。ただし、この調査は、博物館体験を総体として捉えるときに、展示を見た直後のアンケートだけではなく、長期的な視点を持った博物館の評価のひとつの形を提示したと言うことができる。
『名古屋市科学館紀要』30号 pp.6-17 2004年
2002年に名古屋市科学館40周年記念事業として行われた、「なつかしの科学館思い出募集」に寄せられた1000字程度の文章(39通)と、2001年/2003年の科学技術館サイエンス友の会でのアンケート及びインタビュー調査(76件/81件・123件)、2003年に奈良学園中学校・高等学校での実験演示体験の影響力のグループ・インタビュー調査(29名)を比較しながら、博物館体験の長期的な影響力を考えている。
結果、来館者の体験という意味づけが強い名古屋市科学館の事例では家族や友人との思い出として体験が記憶されており、それに対して、継続的に館の活動に関わっている人の体験を捉えた科学技術館の事例では、スタッフとの関わりについて言及した回答が多かった。子どもたち対象の実験演示を行った奈良学園の事例では、コミュニケーションという核を持った体験が語られた。
それぞれの調査は重きを置くところも違えば、調査の手法も違うので、単純に比較できるものではない。ただし、この調査は、博物館体験を総体として捉えるときに、展示を見た直後のアンケートだけではなく、長期的な視点を持った博物館の評価のひとつの形を提示したと言うことができる。
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